永平寺は1244年寛元2年、道元禅師によって開かれた座禅修行の道場だ。
24歳のときに中国に渡り、天童山の如浄(にょうじょう)禅師について厳しい修行を
されて、お釈迦様から伝わった「座禅」という正しい仏の教えを受け継がれて日本に
帰られ、この地に道場を開かれたところだ。現在も曹洞宗の大本山として、僧侶の
育成と檀信徒の信仰の源となっている・・・
その威厳は山門の入り口から伝ってくる。歩く道から厳かな雰囲気が、
そして、かなりの年数を教えられる杉の大木
広々とした境内。
この正門、修行僧たちは「入るときと出るときしか通れないのです。
廊下は、赤ちゃんがハイはいしても、食べ物が落ちても汚くないくらいに磨いて
ありました。廊下と言わず階段も
座禅は修行の根本。背筋を伸ばし姿勢を正し、静かに息を整えて座れば、心も
自ら正しくなり、御仏の徳が備わるのだ。